治療鍼灸について
治療鍼には局所治療(1部位)と全身を流れている気や血を整える経絡治療(身体バランス)があります。
先ず、局所治療(1部位)から説明させて頂きます。
「肩がこる」「坐骨神経痛で痛い」「五十肩で腕が上がらない」など、整形外科疾患を得意としております。
症状によって鍼を使い分ける
疾患に関連している筋肉にで鍼の長さや太さは異なりますが、例えば坐骨神経痛でお尻の梨状筋狙いの場合は長くて太めの鍼を使用します。
筋肉が治療ポイントのため、関連筋肉が深い層の場合はその位置まで鍼先を刺し込む必要があります。
鍼を刺す時の痛み(切皮通)や刺し込む時の感覚(響き)があるため「鍼は痛い」「鍼は怖い」と思われるかもしれません。
「痛み」に関しては最大限の配慮をしながら施術させて頂きます。
自然治癒力を高める治療法
次に経絡治療(身体バランス)ですが、東洋医学の考え方による治療になります。
婦人科・皮膚科・内科などの疾患を得意としております。
全身に流れている気や血を整え自己の持っている自然治癒力を旺盛にし諸症状を軽減又は消失に導く治療法です。
四診法で体の異常を発見
気血が臓腑経絡に過不足を生じると、その臓腑経絡が主る部位や身体全体に病や症状を起こします。
どの臓腑経絡に異常が起こったのかを、東洋医学の四診法によって証を決定します。
四診法は「望診」「聞診」「問診」「切診」の四つになります。
その四診により、どの五臓に異常があるのかを一元的に抽出し、最終的に腹診と脈診によって判断します。
痛みがほとんどない鍼治療
証が決まりましたら「ツボ」に鍼を刺しますが、気は体の表面や皮膚下の極浅い所に流れているので、鍼は皮膚に触れる程度です。
当院では、経絡治療や局所治療を組み合わせ、患者様の症状改善に最適な方法で治療をしていきます。